2016年6月8日(水)
要望書署名 市民と野党本気の結束
志位委員長の決意表明
日本共産党の志位和夫委員長が7日、「市民連合」の「要望書」に署名した直後の記者会見でおこなった決意表明は以下のとおりです。
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日本共産党の志位和夫でございます。本日、「市民連合」のみなさんから寄せられた要望書をしっかり受け止めて、ともに力をあわせて、たたかっていく決意を申し上げたいと思います。
1足す1が3にも4にもなるたたかいを
この間、全国32の1人区のすべてで野党統一候補が実現いたしました。これは、「市民連合」のみなさん、市民と国民のみなさんの運動が、私たちの背中を押していただいた結果だと思っております。
ただ、これからが勝負でありまして、勝つためには、4野党と市民が本気で結束して、心を一つにして、1足す1が2ではなくて、3にも4にもなる、こういうたたかいをやる必要があると考えております。
共通政策を豊かに
そして、もう一つの勝利のカギは、「共通政策」を豊かにしていくというところにあると思います。
この間、野党5党(当時)としては、2月19日の党首会談で、「安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回」ということをまず確認いたしました。
さらに、安倍内閣不信任案を提出するさいの6月1日の4野党党首会談で、不信任案の提案理由説明のなかに三つの内容を盛り込みました。
一つは、「アベノミクスによる国民生活の破壊、格差と貧困を是正する」ということです。
二つは、「TPP(環太平洋連携協定)や沖縄(米軍辺野古新基地建設)など、国民の声に耳を傾けない強権政治に反対する」ということです。
そして三つ目は、「安倍政権のもとでの憲法改悪に反対する」ということです。
こうして、安保法制、「アベノミクス」、強権政治、憲法という四つの柱が「共同政策」として確認されました。
それにくわえて、この間、4野党として、15本の議員立法を共同提案という形で提出しました。ここには、介護、保育、子どもの貧困、労働時間規制、被災者支援、男女平等、LGBTなど、さまざまな内容が含まれています。4野党として、これらを「共同政策」とすることを確認しました。
さらに、そこに、今日、「市民連合」のみなさんからいただいた要望書の内容が加わり、「すべての国民の個人の尊厳を擁護する政治」という太い柱が据えられたと思います。
野党全体の勝利の流れに
これらを「共通政策」としてしっかり掲げて、必ず1人区のすべてで勝利する。比例区や複数区では野党が競い合って、自公と補完勢力を少数に追い込んでいく。野党全体が勝利する、そういう流れをつくっていくために、がんばりぬくことをお約束して発言を終わります。ありがとうございました。(拍手)