2016年6月9日(木)
舛添知事 家族旅行の「会議費」
領収証示し“公私混同”
大島都議追及
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日本共産党の大島よしえ東京都議は、8日の都議会一般質問で舛添要一知事の一連の公私混同問題を追及し、改めて事実を明らかにした上で辞職するよう迫りました。
大島氏は、舛添知事が2013、14両年の正月、千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」に家族と宿泊した費用を「会議費」として「グローバルネットワーク研究会」の政治資金収支報告書に記載した問題を追及。和泉なおみ都議の代表質問(7日)に対し、知事がホテルで「会社社長との面談について会議という表現でもよかった」と答弁したことを「見苦しい言い逃れはやめてください」と厳しく批判し、「社長なる人物が実在し、ホテルに訪ねてきた、客室で面談したという何らかの証拠を示すべきではないか」とただしました。
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あわせて大島氏は、党都議団が情報開示請求で入手したホテルの領収証2枚のコピーをパネルで示し、領収証には宿泊金額しか書かれておらず、同ホテルが領収証につけている支出明細書がないことを指摘。「政治資金規正法11条は、支出目的を明記した領収書等の提出を求めている。なぜ明細がついていないのか、わざわざ切り離したのか」と迫りました。
舛添知事は、支出明細書については「定かな記憶がございませんので、答弁を差し控える」と答えました。
舛添知事の答弁に、傍聴席から「もう辞めてくれ」という声があがりました。