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2016年6月16日(木)

ヒバクシャ国際署名 成功へ

結成60年 日本被団協総会始まる

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(写真)定期総会であいさつする岩佐氏=15日、東京都内

 結成60年を迎える日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の2016年度活動方針を決める第61回定期総会が15日、東京都内で始まりました。

 代表委員の岩佐幹三(みきそう)氏があいさつし、「結成から60年、原水爆禁止の運動に支えられた被爆者運動は決して平坦でなく大変な道のりでした。いま核兵器をめぐって危険な動きもあります。高齢化しましたが結成の原点に立ち返り、市民とともに考え行動して核保有国に迫る『被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名』(ヒバクシャ国際署名)の目標実現にむけてがんばりましょう」と呼びかけました。

 田中煕巳(てるみ)事務局長が基調報告しました。被団協結成以来、原爆が被爆者のいのち、からだ、くらし、こころに加えた被害を明らかにし、「核戦争起こすな、核兵器なくせ」「原爆被害に国の償いを」と運動してきたと強調。「60年の運動の成果を土台にさらなる運動の発展めざし、世界から核兵器をなくす人類的課題に応える国際署名運動を成功させよう」と呼びかけました。

 児玉三智子事務局次長が、2015年度の活動を報告。被爆70年の節目としてNPT(核不拡散条約)再検討会議・ニューヨーク行動をはじめ、広島や東京でつどいを開催するとともに、被爆者運動を継承する活動にも力を入れたとのべました。

 討論では、29日の東京地裁の判決など原爆症認定制度の抜本改定を求める「ノーモア・ヒバクシャ訴訟」の勝利にむけた決意表明がありました。総会は16日まで。


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