2016年6月18日(土)
舛添疑惑資料提出を
真相解明求め共産党都議団
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日本共産党東京都議団(吉田信夫団長、17人)は17日、舛添要一知事(21日付で辞職)に対し、高額海外出張、公用車の私的利用、政治資金不正使用など公私混同に関連する資料を20日までに提出するよう申し入れました。共産党都議団副団長の曽根はじめ都議が「事実を明らかにしないまま退職することは許されない」として、資料の提出を求めました。
申し入れ書は、▽家族旅行で宿泊した「龍宮城スパホテル三日月」(千葉県木更津市)のチェックイン時の申請書と支出明細が記載された領収証の写し▽ホテルの部屋で「会社社長」と「面談」したとする全ての資料▽「政務」と称し、195回にわたり公用車を使用した際の用件や行き先▽N響コンサートやプロ野球観戦の知事と家族への招待券が、誰から贈られたのか▽知事在職期間中に舛添政治経済研究所に振り込まれたすべての講演料―について明らかにし、資料の公表を要求。
植木こうじ都議は「資料を提出し、真相を明らかにすべきだ」と求めました。応対した大野貴史・知事秘書担当課長は、(申し入れ書を)知事に渡し、知事の対応について20日までに伝えることを約束しました。
共産党都議団は知事を呼んで集中審議をした13日の都議会総務委員会で、44項目の資料を要求していました。知事の辞職を決定したことを受け、同委員会理事会は共産党を除く自民、公明などの会派が20日の委員会の中止を多数で押し切りました。