2016年6月18日(土)
“最賃今すぐ1000円”“全国一律制確立を”
全労連、国民春闘 中央行動多彩に
最低賃金いますぐ1000円以上、全国一律制の確立、公務員賃金改善などを掲げて全労連と国民春闘委員会は17日、東京・霞が関周辺で中央行動をおこないました。早朝宣伝や厚労省前の座り込み、省庁要請、銀座デモなど多彩に行いました。
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行動では「賃金底上げ!最低賃金いますぐ1000円、めざせ1500円」をアピールしました。
昼からの厚労省前要求行動であいさつした小田川義和代表幹事(全労連議長)は、中央最低賃金審議会の開始にあたって塩崎恭久厚労相が年率3%程度の最賃引上げを目指すことを表明したことにふれ、「これでは、2020年になっても時給1000円は実現しない」と指摘しました。市民連合と野党4党が調印した政策要望に、均等待遇や最低賃金1000円の引き上げが盛り込まれたとして、「いますぐ1000円以上の実現を求めていこう」と呼びかけました。
決意表明で5労組の代表が発言。静岡県評の代表は、最低生計費調査を実施したことにふれ、「最賃引き上げはぜいたくではなく、きちんとした生活をするためだ」と指摘。北海道労連の代表は、全国一律をめざす決意を述べました。
中央行動には350人以上が参加しました。
同日、中央行動に呼応して、全国各地で宣伝や労働局前での座り込みが行われました。