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2016年6月28日(火)

農水省骨子案を批判

有明訴訟漁民が総決起集会

仁比氏が参加

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(写真)参加者に訴える仁比議員(中央)、馬奈木弁護士(右)、大串議員(左)=26日、佐賀市

 国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)をめぐって潮受け堤防排水門の開門を求める「『よみがえれ!有明訴訟』支援する全国の会」は26日、佐賀市で「漁民総決起集会」を開きました。

 弁護団の馬奈木昭雄団長は、農水省が開門に代わるものとして示した漁業環境改善措置の骨子案について「抜本的解決策も見えないし、調整池の水質改善がすっぽり抜け落ちている」と批判。「法廷だけのたたかいでは勝つことはできない。運動を広げて、国を追い詰めていこう」と訴えました。

 日本共産党の仁比聡平参院議員は「農水省が開門抜きでの対策事業に430億円を費やしてきたが、深刻な事態は続いている」と指摘しました。

 民進党の大串博志衆院議員も報告しました。

 太良町(佐賀県)の漁民、平方宣清(のぶきよ)さんは「国が基金の話を持ち出してきたとき、今の有明の現状をよく見てほしいと思いました。タイラギ(大型の二枚貝)漁は取れずに5年連続休業状態。シバエビやカニも取れない」と国への怒りをあらわにしました。


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