2016年7月18日(月)
海外代表 22カ国から
原水爆禁止16年世界大会に参加
8月2日から9日まで、被爆地の広島、長崎両市で開かれる原水爆禁止2016年世界大会(同実行委員会主催)には、政府代表や海外の反核平和運動の代表ら、22カ国から65人が参加する予定です。
国連の作業部会など国際政治の焦点となっている核兵器禁止条約をめぐる最新情報について、出席する元国連軍縮問題担当上級代表のセルジオ・ドゥアルテ氏らとともに熱く議論します。同氏は上級代表として2008年から4年連続で世界大会に参加。05年の核不拡散条約(NPT)再検討会議では議長を務めました。
禁止条約の交渉開始を求める国際世論をリードする国々からは、メキシコ、マレーシア、ベネズエラの駐日大使、次席大使が政府代表として参加します。
被爆70年の昨年に続き、ことしも被爆者を中心にした特別企画があります。核保有国のアメリカとイギリス、「核の傘」に依存する国のオランダ、スペイン、韓国から、それぞれ代表が参加します。核兵器禁止・廃絶のカギをにぎるのは、日本やこれらの国々の運動です。「核兵器を禁止し、廃絶する条約を結ぶことをすべての国に求め」る「被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(ヒバクシャ国際署名)を前進させる国際的な交流の場となります。
ロシア、韓国、リトアニア、マーシャル諸島から核被害者が参加し、核兵器の非人道性を訴えます。
日本でのねばりづよい運動から学ぼうと、中東各国から約10人の教員が参加します。