2016年8月5日(金)
ヒロシマから世界へ ヒバクシャ国際署名推進を
原水爆禁止世界大会 広島で開会総会
「核兵器のない平和で公正な世界のために」をテーマに原水爆禁止2016年世界大会・広島開会総会が4日、広島市内で開かれ、4500人(主催者発表)が集いました。
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開会宣言した全労連の小田川義和議長は、国連の場で核兵器廃絶のための法的措置に向けた論議が始まったのは、被爆者のたたかいと世界大会がつくりだした到達点だと指摘。「ヒバクシャ国際署名は核兵器固執勢力を世論の力で追い詰める最重要の取り組みだ」と訴えました。冨田宏治国際会議宣言起草委員長(関西学院大学教授)が主催者報告しました。
日本被団協の岩佐幹三代表委員、市民連合の長尾詩子さんが来賓あいさつ。参院選山口選挙区の野党統一候補だった纐纈厚さんらがリレートークしました。
「ヒロシマから世界へ 被爆地からの訴え」として広島の被爆者7団体代表が国際署名に共同して取り組む活動を披露すると大きな拍手が起きました。数百万の署名を目標とするとしたベトナム平和委員会のブイ・リエン・フオン事務長がすでに集めた8万の署名目録を岩佐さんと被爆者代表に手渡しました。
セルジオ・ドゥアルテ元国連軍縮問題担当上級代表は「みなさんは素晴らしい仕事をしている。核廃絶への決意を持ってぜひたたかい続けてほしい」と激励しました。