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2016年8月10日(水)

平和式典 “未来を壊さぬため 全ての英知結集を”

田上市長が平和宣言

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(写真)核兵器廃絶への強い思いが語られた長崎市主催の平和式典=9日、長崎市の平和公園

 長崎市の平和式典で、平和宣言を行った田上市長は、「核兵器保有国では、より高性能の核兵器に置き換える計画が進行中です。このままでは核兵器のない世界の実現がさらに遠のいてしまいます。今こそ、人類の未来を壊さないために、持てる限りの『英知』を結集してください」と呼びかけました。

 「日本政府は、核兵器廃絶を訴えながらも、一方では核抑止力に依存する立場をとっています」と「矛盾」を指摘。「矛盾を超える方法として、非核三原則の法制化とともに、核抑止力に頼らない安全保障の枠組みである『北東アジア非核兵器地帯』の創設を検討してください」と要求しました。

 「ふたたび戦争をしないために、市民社会の一員である私たち一人ひとりにも、できることがあります」「市民社会の行動は、一つひとつは小さく見えても、国同士の信頼関係を築くための、強くかけがえのない礎となります」と強調しました。

 「被爆者代表」として井原東洋一(とよかず)さんが「平和への誓い」を読み上げました。「私たち被爆者は、『武力で平和は守れない』と確信し、核兵器の最後の一発が廃棄されるまで、全世界の核被害者や、広島、福島、沖縄のみなさんと強く連帯します」

 両氏の訴えに、長くおおきな拍手がおくられました。

 式典には、日本共産党代表団として田村智子副委員長(参院議員)らが参加し、田村氏が献花しました。


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