2016年9月15日(木)
富山市議会 不正議員は辞職せよ
政務活動費不正請求 市民ら市役所前で抗議
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富山市議会で相次ぐ政務活動費の不正請求問題に怒る市民が14日正午すぎ、富山市役所前で、真相の徹底究明と不正議員の辞職、市長に告訴を求めるスタンディングを実施しました。
日本共産党も参加する「市民が主人公の富山市政をつくる会」と富山県平和運動センターが呼びかけ、市役所前の歩道には約180人が一列に並びました。参加者は「真相をうやむやにするな 不正した議員は辞職せよ」「不正請求は(犯罪) 森市長はなぜ告訴しない」などと書かれた横断幕やプラカードを掲げ、「不正請求反対」「不正議員直ちにやめろ」「報酬アップ市民は反対」などとコールしました。
不正請求により、自民党3人の議員が辞職し、民進党系の民政クラブの2人も同日、辞職願を提出。昨年度からの欠員を含めて欠員は6となり、辞職を示唆する自民議員もいるため、欠員7で補欠選挙が濃厚となっています。一方、自民党の中からは、不正追及をうやむやにするための「自主解散」の動きも出ています。
底なしの不正にもかかわらず、森雅志市長は、会派が自ら是正すべきだとして、告訴を拒否しています。
行動に参加した介護現場で働く女性(51)は「6月議会の議員報酬アップの時から、市民の声を聞かないで密室で決めておかしいなと思っていた。議会解散でなく、補欠選挙をやればいい」と語ります。自営業の男性(60)は「(議員1人当たり、答弁も含めて年間90分の)質問制限があり、市議会が機能していないなと思っていた。苦労して税金を払っているのに許せない」と話していました。
10月6日告示・23日投票の県知事選に「明るい富山県政をみんなでつくる会」から立候補する高橋わたる氏(53)=無所属新=と、日本共産党の赤星ゆかり、中山雅之両市議も参加しました。