2016年9月15日(木)
結束し対話の場に戻せ
参院委で井上氏
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日本共産党の井上哲士議員は参院外交防衛委員会で、北朝鮮の5度目の核実験について質問し、国際社会が一致結束して、北朝鮮が対話の場に戻るよう求める政治的・外交的努力を強めることを求めました。
井上氏は冒頭、同日の委員会で、自民党議員が北朝鮮の脅威を強調し、ミサイル発射前の敵基地攻撃能力の保持も議論すべきだと求めたことについて、「核やミサイルで周辺諸国を脅し現体制を維持するという北朝鮮の挑発に対し、軍事対軍事の悪循環に陥ることが一番危険だ」と批判しました。
井上氏は、国連安保理決議2270が、6カ国協議を支持し再開を呼びかけ、2005年9月の共同声明での誓約を支持する立場に立っていることを紹介。「核・ミサイルを放棄させるために、北朝鮮を6カ国協議の対話のテーブルにつかせることはいよいよ急務だ」と強調し、日本政府に対し、この立場で新たな安保理決議に向けた協議に臨むことを求めました。
井上氏は「核武装をやめ、6カ国協議声明の道を進んでこそ、未来が開かれることを北朝鮮に認識させる必要がある」と強調しました。
岸田外相は「(核開発と経済発展を同時に進める)『並進路線』をあきらめさせることが重要だ」と答弁しました。