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2016年9月18日(日)

富山 新たに2議員辞職

政活費不正 市議会自主解散見送り

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 政務活動費の不正が相次ぐ富山県で16日、新たに県議1人、富山市議1人が辞職することになりました。辞職するのは、県議会民進党の山上正隆県総支部連合会代表代行(61)=高岡市選挙区=と富山市議会自民党の谷口寿一富山市議(53)の2人。これで県議2人、富山市議8人、合わせて10人の議員が政務活動費の不正取得で辞職する前代未聞の事態になっています。

 16日に記者会見した山上氏は、不正は2011年12月と13年2月の2回行ったと証言。付き合いのある印刷会社から得た白紙の領収書を使って、「県政レポート」の印刷代を水増し請求し37万5千円を不正に受け取っていました。着服した金は、地元や労働組合などの新年会の会費などに使っていました。

 民進党は、富山市議会でも民政クラブ会長の高田一郎市議と民政クラブ幹事長の針山常喜市議が白紙の領収書を使い政務活動費を不正に取得していたとして14日に辞職願を提出しています。

 谷口氏は辞職した自民党の中川勇前市議からの政務活動費を融通してほしいとの求めに応じ、2013年7月から14年5月までの3回、資料の印刷代として政活費91万5840円を不正に取得。実際にかかった分を除いた47万2275円を中川氏に渡していました。

 自民党を中心にした腐敗の広がりに、市民から日本共産党に「私は無党派だが、共産党にがんばってもらいたい」など、激励や期待の声が相次いで寄せられています。

 政務活動費不正の追及をうやむやにしようと自主解散をもくろんでいた富山市議会自民党は16日、市民の理解が得られないとして、自主解散を見送ることを確認。補欠選挙が実施される見通しとなりました。また、日本共産党の高瀬あつこ予定候補(54)が立候補する県議補選高岡市区は定数2となります。


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