2016年9月24日(土)
TPP 拙速な審議、強行採決に反対
野党書記局長・幹事長、国対委員長会談
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日本共産党、民進党、生活の党、社民党、参院会派「沖縄の風」の4野党1会派は23日、党首会談を受けて国会内で、書記局長・幹事長、国対委員長会談を開き、国会対応や国政選挙において協力を進めていくことで合意しました。
選挙協力に関して、10月の衆院補選(東京10区、福岡6区)に向けて「可及的速やかに」具体的な協議を行い、次期総選挙についても協力の方向付けを速やかに行っていくことを確認しました。
日本共産党の小池晃書記局長は会談で、党の第6回中央委員会総会で、補選、総選挙での協力に向けた真剣な協議を各党に呼びかけることを確認したと伝え、前向きに協議を進めようと求め、各党からも選挙協力が必要だとの考えが示されました。
民進党の野田佳彦幹事長は、補選での選挙協力を「可及的速やかに」決めていきたいとし、総選挙の具体的な協議も急ぎたいと表明。総選挙での協力を確認した5月の4野党党首合意をふまえ、「公党間の合意を重く受け止め、守っていきたい」と言明しました。
国会対応における協力について、日本共産党から小池氏が、安保法制=戦争法の廃止など4野党による基本的な合意にそってたたかいを進めようと発言。環太平洋連携協定(TPP)の批准阻止や「残業代ゼロ」法案ストップなど、焦点の課題でも力をあわせようと呼びかけました。穀田恵二国対委員長も、これまで野党が進めてきた法案の共同提出について、さらに協力を強めていこうと語りました。
野田氏は、野党が一致して安倍政権と対峙(たいじ)していくことは極めて大事であり、協力を強めていきたいと強調。TPPについて「絶対に拙速な審議、強行採決は許さない」という点で力をあわせようと述べました。野党共同の法案提出も力を入れていきたいと表明しました。