「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年10月5日(水)

若者 戦争に巻き込むな

ベルリン 各国青年が交流平和へ宣言採択

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)青年の軍事利用に反対する宣言の作成に向けて議論する世界各国の青年ら=2日、ベルリン工科大学(島崎桂撮影)

 【ベルリン=島崎桂】ベルリンで2日、世界各国の青年らが平和実現への方策を交流・議論する集会が開かれました。欧米・中南米諸国の青年を中心とした参加者は、青年の軍事利用に反対する宣言を採択。各国での平和運動を強化し、青年の積極的な参加を呼びかけるため、今後も協力を深める方向で一致しました。

 集会は、国際平和ビューロー(IPB)が同地で2日まで開催した世界会議と平行して行われたもの。青年らは4日間にわたり議論を重ね、「非軍事化と青年」と題する宣言を起草しました。

 採択された宣言は、「青年が軍事の標的になっている」「強制的な徴兵制は、今も多くの国に存在し、暴力的で家父長的な価値観を広めている」と指摘。「青年は、人権や男女平等、社会的公正や人々の連帯といった価値に基づく環境で育つべきだ」として、「完全な非軍事化と、より人間らしい社会への変革」を求めています。

 宣言作成の過程では、ほぼ全ての参加者が自身の提案を行い、進行役を流動的に入れ替えるなど、宣言文の細部に至るまで合意形成を追求しました。

 南米コロンビアから参加した大学生のミケルアンジェロ・カルドナさん(19)は「まったく異なる文化的背景を持つ若い人たちが、同じ平和への願いを共有できたことは貴重な経験です。戦争や暴力を望む人たちに負けないよう、平和を求める多くの青年を結集していきたい」と力を込めました。

 集会に参加した青年らは、2018年をめどに「若者の非軍事化」をテーマにした国際会議の招集をめざしています。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって