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2016年10月7日(金)

核兵器禁止条約 交渉早く

エジプト・マレーシア政府代表に協力要請

日本被団協の藤森氏

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(写真)マレーシアのラジャ・レザ国連常駐副代表(右)に要請する日本被団協の藤森事務局次長=5日、ニューヨーク(島田峰隆撮影)

 【ニューヨーク=島田峰隆】ヒバクシャ国際署名推進連絡会を代表してニューヨークを訪問中の日本被団協の藤森俊希事務局次長は5日、市内でエジプトとマレーシアの政府代表と面会し、国際署名への協力と核兵器禁止条約の交渉開始の推進を要請しました。

 エジプト政府国連代表部ではタレク・マフフーズ一等書記官が応対しました。

 藤森氏は、来年に核兵器禁止条約の交渉を開始するよう勧告した国連作業部会でのエジプト政府代表の奮闘に触れ、「エジプト政府がいつも核兵器廃絶へ熱心に取り組んでいることを知っています」と発言。「日本でも市民社会が力を発揮し、政府の姿勢を変えたい」と決意を語りました。

 マフフーズ氏は「核保有国だけでなく核の傘の下にある国々の態度も変えなければなりません」と藤森氏らの活動に敬意を表し、署名に応じました。

 マレーシア政府を代表して応対したラジャ・レザ国連常駐副代表は、2011年に原水爆禁止世界大会に参加した思い出を語りながら快く署名しました。

 同副代表は、マレーシアが今年も核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議案を提出すると表明。国連作業部会の勧告を受けてオーストリアなどが提案している決議案とともに「多くの国の賛成で採択されることを期待している」と語りました。


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