2016年10月21日(金)

野党統一の参院議員と市民連合が初の懇談会

当選喜び今後の協力語り合う

（写真）市民連合（右側）と市民連合推薦議員（左側）の懇談会＝20日、参院議員会館

　安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合（市民連合）と、参院選で野党統一候補として当選した議員による懇談会が２０日、国会内で初めて開かれました。

　互いに当選の喜びを分かち合うとともに、市民連合と４野党（日本共産党、民進党、生活の党＝現自由党、社民党）とのあいだで「政策要望書」として確認された、安保法制廃止や改憲阻止などの政策の実現や、総選挙に向け統一候補擁立で協力することについて語り合いました。

　懇談は、冒頭の写真撮影を除き非公開で行われました。

　市民連合メンバーの佐藤学・東大名誉教授によると、各議員から「市民連合との連携で当選を果たすことができた」との認識が一致して示され、さらに、次の総選挙に向けた統一候補擁立の実現のためさまざまな困難を乗り越えて市民連合と連携していきたいとの意思が表明されました。市民連合側も、同連合を代表する当選議員との連携を強め、引き続き総選挙に向けて全国レベルで運動を展開していきたいと表明したといいます。

　懇談会には、佐藤氏や中野晃一上智大教授ら市民連合中心メンバーと、市民連合推薦の野党統一候補として当選した参院議員１１氏のうち、田名部匡代（青森）、木戸口英司（岩手）、宮沢由佳（山梨）、杉尾秀哉（長野）、芝博一（三重）、伊波洋一（沖縄）の６氏が出席しました。舟山康江（山形）、桜井充（宮城）両議員は代理人が出席しました。