2016年10月26日(水)
TPP批准強行許さぬ
国会前座り込み 全国食健連
|
環太平洋連携協定(TPP)の内容を隠して政府・与党が強行採決をねらうなか、国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は25日、強引な国会運営に抗議し、批准阻止を訴える座り込みを衆院第2議員会館前で行いました。
全国食健連の坂口正明事務局長は「21分野もあるTPPについて、どんな分野でどんな影響を国民が受けるのか明らかにしないまま、採決ありきの運営をするなど許されない」と批判しました。
日本共産党の畠山和也衆院議員が衆院TPP特別委員会の緊迫した状況について、「乱暴な国会運営が行われている」と報告。「日程を区切ることなく徹底した審議をするべきです。あらゆるテーマでTPPの問題点を徹底的に明らかにし、必ず批准を阻止しよう」と語りました。
参加者は、農業、食の安全、雇用、中小企業や地域経済の振興、医療などの分野で「徹底した審議を行って、TPPの内容を明らかにするべきだ」と訴え。「政府・与党は、審議すればボロが出るのを恐れているのではないか。私たちの運動が追いつめている」との声があがりました。
参加者は、TPP特別委員会の委員に、非民主主義的な運営を改め、丁寧な審議を行うよう要請しました。