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2016年10月29日(土)

リニア問題 トンネル着工やめよ

長野・大鹿の「会」 国に指導求める

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(写真)リニア新幹線で国交省、環境省に申し入れる長野県大鹿村住民ら。後列右から穀田、本村両衆院議員=28日、衆院第1議員会館

 長野県大鹿(おおしか)村の「大鹿リニアを止める実行委員会」は28日、国会内で国土交通省と環境省に対してリニア中央新幹線南アルプストンネルの着工(11月1日起工式)の中止、JR東海への行政指導を求め申し入れました。日本共産党の本村伸子、穀田恵二両衆院議員、武田良介参院議員が参加しました。JR東海は申し入れ書の受け取りを拒否しています。

 申し入れで同会代表の宗像充さんは「村はユネスコパーク登録申請地です。工事が始まれば南アルプスに穴が開けられ、水枯れや異常出水などの環境破壊や1日最大1736台の残土搬送車両の走行による生活破壊が危惧される。国は現地に実際に来て実態を見てほしい」と要求。説明会で反対住民を排除するなどJR東海の対応は、工事の認可にあたって国交相が住民へのていねいな説明と理解を求めた意見に反するとして、JR東海への指導を強く求めました。

 参加者は「村内の残土置き場が、若者のエコツアーの取り組みをつぶし、環境相のアセスメントの意見に反し、登山者や住民から見えるところにある。約束を守らせるよう行政指導を」と求めました。

 国交省は、申し入れ内容をJR東海へ伝え、どのような議論・検討をしたか、本村議員を通じて回答すると約束。環境省は、アセスの意見に反した場合、指導していくと述べました。

 参加者は申し入れ後、JR東海本社のある品川駅前で宣伝しました。


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