2016年11月4日(金)
不正追及へ2氏勝利必ず
富山市議補選 田村副委員長が訴え
|
政務活動費の不正取得問題が最大争点の富山市議補選(定数13、6日投開票)で、日本共産党の田村智子副委員長が3日、小西なおき、吉田おさむ両候補勝利へ富山駅前で街頭演説しました。冷たい雨が降る中、多くの聴衆が集まり、「共産党の議席倍増へ」の熱気に包まれました。
「がんばれ!」の声をうけマイクを握った小西、吉田の両候補は「市民の力で全国に誇れるまっとうな富山市議会をつくりましょう」と力強く訴えました。「オールとやま県民連合」共同代表の川渕映子さんは「不正をただすため共産党の2人には絶対に勝っていただかなければならない」と応援演説しました。
田村氏は、腐敗した自民党から推薦・支持を受ける候補では不正を追及することはできないと強調し、「二度と不正を起こさせないために百条委員会の設置を正面から訴える共産党の2人を当選させてください。4人の正式会派になれば不正追及の力が大きくなります」と熱く訴えました。
不正事件後、改革を議論する場に共産党の議員が参加できるようになり、市議会の改革が進み始めていると紹介した田村氏。「富山市議会に芽生えた民主主義の芽を、市民との共同で大切に育て花開かせて大木にしましょう」と力を込めました。
国政でもTPP(環太平洋連携協定)、戦争法など暴走を続ける自民党を批判し、「いまの自民党には『保守の矜持(きょうじ)』もない。自分は保守だという方も、今度ばかりは共産党への一票で、こんな自民党でいいのかという声を示していただきたい」と呼びかけました。
孫と一緒に聞いていた男性(66)は「二度と税金が無駄遣いされないように厳しくチェックできる人が必要だ。最初から問題を追及してきた共産党に期待したい」と語りました。