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2016年11月17日(木)

非常勤 3年使い捨て

田村氏「国家公務員正規化を」

参院内閣委

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(写真)質問する田村智子議員=16日、参院内閣委

 日本共産党の田村智子議員は15日の参院内閣委員会で、「国家公務員の非常勤職員を正規化すべきだ」と追及しました。

 非常勤国家公務員である期間業務職員は、任期は1年以内、更新は2回、3年目は公募による採用に努めるとされています。田村氏は、3年を上限として雇い止めが発生し、雇用が安定しない制度だと指摘。政府は公募後に採用される可能性があると説明しますが、田村氏の調査では公募で採用されたケースは1〜2割。内閣府、総務省、国土交通省はゼロでした。田村氏は「この実態をどう見るのか」とただしました。山本幸三行政改革相は「国家公務員には採用試験がある。手続きを経ずに常勤になるのは困難」と非常勤職員の救済に背を向けました。

 田村氏は、5年を超える有期労働者については「雇用の安定化」を図るとして労働契約法を改定して無期転換ルールを定め、全員無期化を目指すとしている一方、国家公務員では3年ごとに雇用が脅かされる仕組みとなっていると指摘。「公募制度が使い捨てになっていないか。期間業務職員の意見や要望を直接聞くべきだ」と強調しました。


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