2016年11月25日(金)
辺野古・高江の自然守れ
日本環境会議が環境省要請
公害問題や環境問題に携わる研究者や学者などが集まる日本環境会議は24日、環境省を訪れ、沖縄の「辺野古・大浦湾、高江やんばるの森の環境保全」を要請しました。
要請は、10月に行った第33回沖縄大会の宣言に基づくもので23日には、都内で報告集会を開きました。
安倍政権は沖縄県民の意思を無視し、辺野古新基地建設や東村高江のオスプレイパッド工事を強行しています。
同省の深見正仁大臣官房審議官らとの面談で、同会議の寺西俊一理事長と桜井国俊沖縄大会実行委員長は▽辺野古新基地建設、高江ヘリパッド建設を直ちに中止する▽日米地位協定を改定し、米軍基地に関する環境破壊・環境汚染に対して可能な限りの情報公開を行う―などを求めました。
深見審議官は「やんばるの自然はすばらしいものだが、防衛省の管轄。法律にもとづき再度の環境アセスはできない」と述べました。
面談後、寺西氏は「政府はオスプレイ配備を後出しで決めており、このままの状態を放置することはできない」と指摘。桜井氏は「現在の日本の環境アセス制度では沖縄の自然は守れない実態を示しており、これを機に制度を見直すべきだ」と話しました。