2016年11月27日(日)
住民反対ソーラー 中止を
大津 市田副委員長ら予定地視察
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再生可能エネルギーの普及が求められる一方、乱開発によるメガソーラー(大規模太陽光発電施設)建設が各地で問題になっています。日本共産党の市田忠義副委員長・参院議員は26日、大津市国分(こくぶ)の太陽光発電所建設予定地を視察し、住民から説明を聞きました。
予定地は、音羽山風致地区にある山の急斜面です。3年前の台風では、三田(さんた)川の氾濫で住宅が倒壊し、土石流も発生しました。自治会は、森林伐採による洪水・土砂災害や生態系・自然景観の破壊、ソーラーパネル設置による気温上昇・電波障害などへの不安から、建設に反対しています。
もう一つの住民の不安は、事業者の住民無視の姿勢です。この事業者は今年3月、予定地と同じ地区に太陽光発電所を建設。住民への工事説明もなく無責任な工事を強行しました。琵琶湖国定公園の森林を無断伐採し、滋賀県から是正勧告を受けています。
視察を終えた市田氏は、「住民説明と同意は不可欠。住民が反対しているのだから建設は中止すべきだ。県と国に、党として要望していきたい。国の規制も不十分。国会でも取り上げたい」と語りました。
節木三千代県議、杉浦智子大津市議が参加しました。