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2016年12月4日(日)

核兵器「違法化」を語る

非核政府の会 30周年記念行事

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(写真)核兵器禁止条約の意義などが語られた結成30周年記念行事=3日、東京都内

 非核の政府を求める会(非核政府の会)は3日、結成30周年を記念して、てい談とシンポジウムを東京都内で開催しました。草の根から非核・平和のうねりを広げていくことなどが強調されました。

 藤田俊彦常任世話人(前長崎総合科学大学教授)は開会あいさつで、国連総会第1委員会で核兵器禁止条約の締結交渉を開始する会議を2017年に開くことが決まったことは国際的意義のある画期的なことだと指摘しました。

 午前中におこなわれた、てい談のテーマは「非核政府の会30周年と“主権者は私たち”の新たな流れ いまこそ草の根から非核・平和のうねりを」です。日本共産党の笠井亮衆院議員、「みやぎ県民の声」の佐々木功悦県議会議員、ヒバクシャ国際署名推進連絡会キャンペーンリーダーの林田光弘の3氏が話し合いました。

 笠井氏は、核保有国が最初は参加しなくても、条約が締結されれば史上初めて核兵器が「違法化」されることになると強調。核保有国は政治的・道義的拘束を受け、世界は核兵器廃絶へ新しい段階に入ると述べ、「そうした状況を市民運動のみなさんと一緒につくっていきたい」と語りました。

 佐々木氏は、核兵器禁止の運動と戦争法廃止、立憲主義を求める運動は同じ道筋にあるとし、野党共闘をすすめ安倍政権をかえていけると強調しました。

 林田氏は、「『ヒバクシャ国際署名』は党派やイデオロギーを超えてできるものだ」と訴え、「核兵器を持っていることがいかに非人道的なものであるか、また、おろかなことであるかを知ってもらうことが必要です」と述べました。

 午後はシンポジウムがおこなわれました。


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