2016年12月11日(日)
国連決議の厳格な履行を
武田議員 北朝鮮核問題取り上げる
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日本共産党の武田良介議員は7日の参院拉致問題特別委員会で、北朝鮮による核・ミサイル問題を取り上げ、「北朝鮮の核・ミサイル開発の放棄を求めた一連の国連決議や6カ国協議共同声明、日朝平壌宣言に反する」と述べ、国連決議の厳格な履行を、中国を含む関係国に働きかけるよう求めました。
国連安保理は11月30日に、北朝鮮による9月の核実験を決議違反と認定し、国連決議2270(3月)をさらに強化する制裁決議2321を全会一致で採択しています。
武田氏は、「北朝鮮に核やミサイルを放棄させるために、国際社会が一致した対応が必要だ」と指摘。「国連決議の厳格な実施があってこそ、北朝鮮を6カ国協議のテーブルにつかせることができる」と強調しました。
政府は、10月27日に国連第1委員会で採択された核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議に反対しました。武田氏は日本政府の態度を批判。「核兵器禁止・廃絶の方向に日本も進んでいくことが、北朝鮮に核兵器の放棄を迫る上で強い立場に立つ」と強調しました。
「安全保障環境に対する認識と核兵器国と非核兵器国の協力という点で問題があり反対した」と開き直る岸田文雄外相。武田氏は、「北朝鮮に核・ミサイルを放棄させるうえでも、日本政府が核兵器禁止条約の交渉開始の先頭に立つべきだ」と求めました。