2016年12月17日(土)
生放送!とことん共産党
臨時国会を振り返る
「三大悪法」の強行にも「たたかいは続く」決意
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インターネット番組「とことん共産党」が15日、放送されました。今回のテーマは、臨時国会を振り返る「暴走国会をどう見る 対決・対案・共同つらぬいた共産党」。7月の参院選で初当選し、今国会で初質問に立った武田良介、山添拓両議員がゲスト出演。小池晃書記局長と朝岡晶子氏が司会を務めました。
臨時国会について、武田氏は「安倍首相は平気でうそをつき、聞かれたことに答えなかった」、山添氏は「これが本当に言論の府なのか」と話し、環太平洋連携協定(TPP)承認・関連法、年金カット法、カジノ解禁推進法の「三大悪法」などで強行を重ねた政府・与党に憤りました。
TPPについて武田氏は、長野のリンゴ農家の話を紹介。「輸出したらいいという話もあるが、農家の手元に入る額は国内へ出荷する場合と変わらないそうだ。その農家は『手間ばかりかかるから輸出は2年でやめた』と言っていた。(輸出でバラ色を描くのは)通用しないと実感した」と話しました。
年金カット法については、山添氏が、「すでに暮らしていけない年金額を賃金に合わせて下げると。憲法25条に基づき最低限の暮らしを保障するという政治の役割を放棄したに等しい」と述べました。
小池氏は、カジノ推進法について、「刑法の原則を覆す法案を、政府としては出しづらい。議員立法でつくらせて、政府に義務を負わせるという、悪質な手法だ」と批判しました。
小池氏は、「三大悪法」にそれぞれ6〜7割が反対している世論調査結果を示し、「本当に数の力で何でもやった」と、政府・与党の異常さを指摘。3氏は「たたかいは続く」と、今後の決意を語り合いました。
臨時国会での野党共闘について、小池氏は「山あり谷ありだが、安倍政権を倒すために共闘は必要なこと。前進の一番の力は市民の声だ」と訴えました。