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2017年1月14日(土)

プリントパック 取り下げ

組合分会長への「呼出状」

中労委調査の席上「処分しない」

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 印刷通販会社プリントパックが「ブラック企業大賞業界賞」を受けたことについて組合分会長に就業規則違反の疑いがあるとして「呼出状」を出した問題で、13日、中央労働委員会(中労委)の調査の席上で、会社側は面談も処分も行わないと述べ、呼び出しを取り下げました。16日に社長、会長への最終確認が行われます。


写真

(写真)全印総連ユニオン京・プリントパック分会の(右2人目から)中山分会長、大橋書記長と、全印総連の人たち=13日、中央労働委員会前

 中労委の調査は、会社が全印総連ユニオン京・プリントパック京都分会の中山悠平分会長、大橋貴之書記長2人の賃金差別を行った事件についてのもの。会社は京都府労働委員会の不当労働行為認定を不服として再審査請求を行っていました。

 会社はこの不当労働行為や長時間労働の問題でブラック企業業界賞に選定され、中山分会長が受賞を働きかけたのではないかと言いがかりをつけ、会議室への「出頭」を指示していました。

 中労委調査の場で、組合側は、受賞は同賞企画委員会が選定したもので、組合関与は事実無根だと指摘。質問は企画委員会にすべきであり、それでも疑念があるなら、個人を呼び出すのではなく、組合と団体交渉で話し合うべきだと主張しました。

 会社側は、中労委で組合がブラック企業大賞に関与していないと確認できたとして、面談も処分もするつもりがないと述べました。

 不当労働行為についても、中労委から労使双方に和解案が示され、両者が検討することになりました。


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