2017年1月27日(金)
ヒバクシャ署名 75首長賛同
長野で県民過半数へ「会」 3月結成へ
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長野県原爆被害者の会(長友会=藤森俊希会長)は26日、ヒバクシャ国際署名の県民過半数を目的に「ヒバクシャ国際署名長野県推進連絡会」(仮称)を3月に結成すると発表しました。県内77市町村長のうち昨年12月末時点で75人が署名に賛同していることも明らかにしました。
長野県内で署名に応じる自治体首長が多い背景について藤森氏は、同署名への賛同・協力を採択した平和首長会に県内全市町村が加盟していることもあるとしながら、「署名が被爆者による呼びかけであることも抵抗を少なくしているのではないか」と述べました。
同署名は、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことをめざし、9人の被爆者が昨年呼びかけたもの。同年4月から署名運動を開始し7月には運動を全国規模ですすめるため「推進連絡会」が発足。海外の平和団体の署名運動と合わせて2020年までに世界数億人の賛同をめざしています。
長友会は、全国の運動に呼応し県内でも2020年の国連提出までに県民過半数(104万人)の署名を実現することを唯一の目的に掲げ、県連絡会を立ち上げたいとし、この趣旨に賛同する団体・個人に広く参加を呼びかけます。3月16日に会の設立総会を長野市内で開きます。