2017年2月2日(木)
タクシーの安全安心守ろう
自交総連が宣伝 ライドシェア許すな
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タクシー運転者などの労働組合でつくる全国自動車交通労働組合総連合会(自交総連)は1日、利用者の安全安心や運転者の労働条件を脅かすライドシェア(白タク=違法な無許可タクシー)の合法化、初乗り距離短縮運賃に反対する全国いっせい宣伝を行いました。
東京駅八重洲口のタクシー待機場所では、自交総連東京地連の宣伝カーに、客を待つタクシー運転者から激励のクラクションが起こりました。
マイクを握った高城政利委員長は、「ライドシェアは、米国で暴行や銃乱射などの事件を起こしている。安全安心と質の高いおもてなしで世界から称賛される日本のタクシーを守ろう」と呼びかけました。
初乗り距離短縮運賃についても高城氏は、「短いあいだに運賃メーターが上がり、中長距離の利用者は負担増になる」とごまかしを告発。「運転者の賃金を目減りさせる改悪はやめさせ、本当に利用者に喜ばれるタクシーにしよう」と訴えました。
自交総連は、2002年2月1日に、改悪道路運送法施行によって、タクシー・バス事業の参入規制や運賃規制が規制緩和されたため、この日にあわせ、毎年、全国で運転者や利用者に安心安全のタクシーをつくろうと宣伝を行っています。