2017年2月10日(金)
“日米FTAに反対”
首脳会談前に 官邸前で抗議行動
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環太平洋連携協定(TPP)の発効に反対する市民でつくる「TPPを発効させない!全国共同行動」は9日、「TPPも日米二国間交渉も許さない官邸前アクション」を行いました。
10日の日米首脳会談で日米FTA(自由貿易協定)など2国間交渉の提案が行われるとみられています。150人(主催者発表)の参加者は冷たい雨が降り続くなか、「日米FTA絶対反対」の声をあげました。
呼びかけ人の山田正彦元農水相は「トランプ大統領の言うなりになって、日本を売るような安倍首相のやり方は絶対に許せない。最後までともにたたかおう」と呼びかけました。
「TPPに反対する人々の運動」の山浦康明共同代表は「TPPをベースに、食品添加物や遺伝子組み換え食品などに対する規制のさらなる緩和を求められる。TPP発効や日米FTAに反対するたたかいをさらに広げていこう」と訴えました。
農民運動全国連合会(農民連)の吉川利明事務局長は「TPP以上の水準で関税撤廃などを突き付けられる危険がある。TPP反対での共同を財産に、2国間交渉に反対する輪を広げていこう」と語りました。
日本共産党からは紙智子参院議員と斉藤和子衆院議員、民進党の福島伸享衆院議員、野党統一候補として勝利した舟山康江参院議員があいさつしました。