2017年2月22日(水)
シルバーパス負担軽減を
共産党都議団が条例改正提案
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日本共産党東京都議団(吉田信夫団長、17人)は21日、高齢者の交通運賃を補助するシルバーパスについて、発行の費用負担を軽減する条例改正案を第1回定例会に提出することを発表しました。
シルバーパスは、70歳以上を対象とし、提示することで乗車ごとに料金を支払うことなく都営交通(都営バス、都営地下鉄、都電、日暮里・舎人ライナー)と都内の民営バスに乗車できます。民営バスは乗車、降車の両方が都内の停留所である必要があります。
シルバーパスの発行に必要な費用負担は、住民税非課税または所得が125万円以下の人は1000円、それ以外の人は2万510円となっています。
条例改正案は、(1)シルバーパス発行の費用負担を所得に応じた額として軽減する(2)新たに多摩モノレール、ゆりかもめで利用できるようにする(3)民営バスは乗車、降車のいずれかが都内の停留所であれば利用できるようにする―ことを内容としています。改正案の実施に必要な経費は約52億円です。
会見した和泉なおみ都議は「所得が125万円を超える方の費用が2万円以上というのは高すぎるとの批判が多くあり、パスの利用率はかつての7割台から5割を切っています。高齢者の社会参加の促進、健康維持にとっても重要です。他会派とも共同して実現したい」と話しました。