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2017年2月26日(日)

一時金 嘱託職員すべてに

青森・八戸市営バス 労組、粘り強く交渉

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全職員の8割

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(写真)一時金を勝ち取った八戸市営バス労働組合の(左から)市川良雄副委員長、本木隆執行委員長、越田貞夫書記長=青森県八戸市

 一時金支給を求め団体交渉を続けてきた青森県の八戸市営バス労働組合(本木隆執行委員長)は25日までに、同市交通部から「2017年度から在職するすべての嘱託職員へ一時金1・4月(夏0・65月、冬0・75月)を支給する」との回答を得ました。

 同市交通部は、正職員と同様のバス運転業務と責任を担う嘱託職員への「一時金」をこれまで支給してきませんでした。同労組は、差別的扱いの是正と、正職員との均等待遇を求めて団体交渉を続け、今回、職場内格差是正の最大の要求であった「一時金支給」(一部)を勝ち取りました。正職員への一時金は、4カ月支給されています。

 本木委員長は、本紙の取材に「勇気を持って立ち上がった組合の仲間たちの支えがあったから勝ち取れた回答です。私たちの問題は全国の非正規労働者の問題です。まだ要求(4月分)に届いていませんので、さらに仲間を増やして今後もがんばります」と語りました。

 同労組は、15年6月、市営バス運行の主力として働く嘱託職員(全職員の約8割)の本木氏ら8人が立ち上がり結成。これまでに団体交渉で、ドライブレコーダーの設置、組合掲示板の設置などの成果を上げています。


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