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2017年3月29日(水)

科学者3400人が核兵器禁止条約交渉支持

公開書簡を発表

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 【ニューヨーク=島田峰隆】世界の80を超える国の著名な科学者約3400人は27日、国連本部で同日始まった核兵器禁止条約の交渉へ支持を表明し、各国政府も同様に交渉を支持するよう求める公開書簡を発表しました。

 非営利団体「生命未来研究所」(FLI)が賛同する科学者を募集しました。公開書簡は同日、核兵器禁止条約の国連会議のエレン・ホワイト議長に届けられました。書簡には、ペリー元米国防長官や約30人のノーベル賞受賞者なども名を連ねています。

 書簡は「核兵器は国際条約でまだ禁止されていない唯一の大量破壊兵器だ」とし、それを発明した科学者には「特別な責任」があると強調しました。

 限定的な核戦争であっても地球規模の気候変動を引き起こし、食料生産を麻痺(まひ)させる危険があることなどを指摘。「こうした戦争は思い違い、判断ミス、テロリストの挑発によって起こりうる」と懸念を示しました。

 書簡は一方で、楽観的になれる根拠として、「世界の大多数の国が核兵器の禁止を交渉し、核兵器のない世界という最終的な目標へ向けて核兵器に悪の烙印(らくいん)を押すために集まっている」と国連会議を歓迎。「われわれはこの交渉を支持する。各国政府にもこれを支持することを求める」としています。


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