2017年4月2日(日)
沖縄県 岩礁破砕の有無調査
辺野古 取締船出して確認
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沖縄県は1日、名護市辺野古の米軍新基地建設現場海域一帯で岩礁破砕(海底面の形状を改変させる行為)の恐れのある海上作業の有無の調査を開始しました。
この日は漁業取締船「はやて」を出港させ、海と陸の両方から目視で確認しました。県水産課の新里勝也参事は「海上作業は確認されなかった」と語りました。調査は、今後も続けます。
仲井真弘多前知事が出した岩礁破砕許可が先月31日に切れたため、県は1日以降、コンクリート構造物投入やくい打ち、埋め立てなど海底面の形状を変更させる岩礁破砕行為は無届行為とみなし行政指導を行います。さらに米軍に対し、臨時制限区域内の立ち入りを求め、潜水調査で岩礁破砕が確認されれば、無許可行為とみなして対抗措置をとることになります。
一方、沖縄防衛局は、昨年地元漁協が漁業権を放棄したことをもって「許可の対象外」として工事を続ける考えを表明しています。