2017年4月2日(日)
漁家子弟 支援拡充を
紙氏要求 農水相「農業並みに」
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日本共産党の紙智子議員は3月22日、参院農林水産委員会で、漁家子弟への支援制度の拡充と、次期水産基本計画に沿岸漁業の振興を位置づけるよう要求しました。
紙氏は、農業の新規就農支援制度では農家子弟を対象にしながら、漁業は対象外であることから、漁業者向け融資を行うJFマリンバンクが新たに漁家子弟を対象にした支援制度を創設すると紹介。国も支援を充実させるよう求めました。山本有二農水相は、「農業並みに支援できるよう努力する」と答えました。
また紙氏は、次期水産基本計画の策定作業で、沿岸漁業で小規模な漁業者が多く存在することは評価すべきだとの意見が出ていることへの認識を質問。山本農水相は、漁村地域、沿岸漁業者が水産資源の確保に取り組めるよう努力したいと答えました。
紙氏は、国会内で開かれた沿岸漁民の視点からクロマグロの漁獲規制を考えるフォーラムで多くの窮状が訴えられたと紹介し、一律に資源管理を行うと漁業で生活が成り立たなくなり、漁村地域の活性化も図れなくなると指摘しました。