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2017年4月5日(水)

訓練飛行 イヌワシなどに脅威

衆院委で塩川氏 規制求める

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(写真)質問する塩川鉄也議員=4日、衆院環境委

 日本共産党の塩川鉄也議員は4日の衆院環境委員会で、米軍や自衛隊の航空機による訓練が、絶滅危惧種に指定されたイヌワシなどの希少野生動物の生息環境や繁殖状況を脅かし、住民の生活にも被害を与えているとして、訓練飛行の規制や見直しを求めました。

 環境省は、ヘリなどの騒音がイヌワシなどの繁殖に対して影響を与えることを認めています。

 塩川氏は、イヌワシやクマタカなどの希少動物の生息域と米軍の飛行訓練ルートが重なっていることを確認し、政府の対応をただしました。

 防衛省は「影響を最小限にするよう米側に求める」、環境省は「被害があれば米側と協議していきたい」と答弁しました。

 塩川氏は、米国内では具体的に米軍機の飛行ルートを明らかにする必要があり、野生生物の影響に至るまで環境評価を行うと指摘。「日本国内での米軍機の訓練は規制のない身勝手なものだ。国内のルールに従って環境影響評価を行うなど、規制措置を設けるべきだ」と追及しました。

 防衛省は「引き続き米側に地元への配慮を求める」と述べるにとどまりました。塩川氏は、「横暴勝手な米軍機の訓練飛行を許す米軍特権を改めるべきだ」と強調しました。


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