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2017年4月6日(木)

北、新型ミサイル発射

国連決議など違反の暴挙

日本海に落下

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 韓国軍合同参謀本部などによると、北朝鮮が5日午前6時42分(日本時間同)ごろ、東部の新浦から日本海に向け弾道ミサイル1発を発射しました。飛行距離は約60キロ、最高高度は189キロと推定されています。米太平洋軍も、新浦近郊の地上設備から発射されたミサイル1発が9分後に日本海へ落ちたと発表。「初期評価では、KN15準中距離弾道ミサイルとみられる」と推定しました。

 KN15は、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を地上配備型に改良したもので、高出力の固体燃料エンジンを搭載しているとみられます。

 今年に入って北朝鮮は、2月12日に引き続き、3月6日には弾道ミサイル4発を発射し、うち3発が日本のEEZ(排他的経済水域)内に着弾。3月22日にも、東部・元山からミサイル1発を発射するなど、異常なペースでミサイル発射を繰り返しています。

 一連の行為は国連安保理決議や6カ国協議共同声明、日朝平壌宣言などに違反する暴挙です。

 安倍晋三首相は5日午前、「重大な挑発行為であり、断じて容認できない。強く非難する」と述べました。菅義偉官房長官は臨時記者会見で、北朝鮮に政府として抗議したことを明らかにしました。また「落下したのは(日本の)EEZ内ではないと推定される」と述べました。航空機や船舶の被害は確認されていません。


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