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2017年5月2日(火)

「働き方改悪」反対 「共謀罪」を廃案に

野党共闘で安倍政権倒そう 第88回メーデー 全国308カ所

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 安倍「働き方改悪」に反対し、暴走する安倍政権を退陣に追い込もうと1日、第88回メーデーが全国308カ所で開かれ、約16万人が集いました。新緑が映える東京・代々木公園の中央メーデーには3万人(主催者発表)が参加。「8時間働けば暮らせる賃金を」「かがやけ憲法」「NO共謀罪」などのプラカードを掲げ、都内3コースをデモ行進しました。


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(写真)団結ガンバローをする中央メーデー参加者=1日、東京・代々木公園

志位氏あいさつ

 中央メーデー実行委員会の小田川義和代表委員(全労連議長)が主催者あいさつしました。(別項)

 連帯あいさつした「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の山口二郎法政大学教授は、安保法制を発動する自衛隊の「米艦防護」にふれ、「日本の平和と民主主義が存立危機に陥ろうとしている。大同団結して立ち上がろう」と訴えました。

 今年から中央メーデーと共通スローガンを掲げる日比谷メーデー実行委員会の中岡基明全労協事務局長は、「市民、労働運動が共同して『共謀罪』法案を葬り去ろう」と力を込めました。

 宮城県の「あすと第3復興住宅自治管理組合」の飯塚正広会長は、賠償金や家賃補助を打ち切った安倍政権について「被災者切り捨ての暴挙だ」と批判しました。

 あいさつに立った日本共産党の志位和夫委員長は、北朝鮮問題について破滅を招く軍事力行使ではなく、「対話と交渉による解決を強く求める」と強調。「安倍『働き方改悪』は絶対に許せない。8時間働けば普通に暮らせる社会をつくろう」と述べるとともに、「野党と市民の共闘を発展させ、安倍政権を倒し、新しい政治をつくろう」と呼びかけました。

 各労働組合の代表が「最低賃金を引き上げ、長時間労働をなくそう」「二度と戦争させない」と決意表明しました。

 日本共産党の山下芳生副委員長が参加。自由党の小沢一郎代表、沖縄の風の糸数慶子代表がメッセージを寄せました。


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(写真)主催者あいさつする小田川義和代表委員=1日、東京都渋谷区

憲法が輝く社会に

小田川代表委員があいさつ

 主催者を代表してあいさつした中央メーデー実行委員会の小田川義和代表委員(全労連議長)は、「安倍政権打倒の決起の場として成功させよう」とのべ、東日本大震災や熊本地震の被災者切り捨ては許さないと表明しました。

 「憲法が輝く社会、憲法をいかす政治への転換」を呼びかけ、「私たちと立憲野党が力を合わせて、共謀罪を廃案に追い込もう」と訴えました。

 安倍流「働き方改革」のウソとごまかしを許さず、8時間働けば暮らせる人間らしい働き方の実現を強調。憲法25条が求める健康で文化的な生活を維持できる雇用の最低ルールの実現を求めました。

 「格差と貧困の広がりに歯止めをかけ、是正に真正面から取り組む」と力説。是正を求める一大国民運動への発展、立憲野党の共闘をめざして運動を強めようと呼びかけました。


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