2017年6月7日(水)
最新兵器実験部隊・スパイ偵察機
嘉手納配備に抗議
党沖縄県委 防衛局申し入れ
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日本共産党沖縄県委員会は6日、米軍嘉手納基地への最新兵器の実験部隊の配備やスパイ偵察機U2の暫定配備問題で、沖縄防衛局に抗議しました。申し入れには、玉城武光、瀬長美佐雄両県議、真栄里保基地対策責任者らがおこないました。
実験部隊の配備について瀬長県議は「なぜ沖縄で訓練をしなければならないのか」と追及。防衛局の池田真人企画部次長は、「米側に照会しているが、新聞報道以上の情報を持ち合わせていない」と回答しました。
県委員会側は「新しく開発された兵器の実験で、何が起こるか分からない。県民にきちんとした説明がされるべきであり、事前通告がないのは大問題だ」と指摘し、米側に抗議するよう求めました。
他国の領空を侵犯してスパイ活動を行う韓国烏山(オサン)基地所属のU2が、6月1日から嘉手納基地に暫定配備されています。
党県委員会の要請文書は、国際情勢を悪化させる懸念を表明した上で、新しい駐機場と旧海軍駐機場が併用されていることは基地負担の増大であり、旧駐機場の使用中止を求めています。
「二つの駐機場を使用しなければならないほど、配備が過密になっているのではないか」との党県委員会の指摘に、池田次長は「そういう観点はある」としつつ、米側には騒音軽減にもとづく運用を求めているとこたえました。
党側は、「嘉手納町あげて抗議している」とのべ、U2の撤去、旧駐機場の使用中止を求めました。