2017年7月15日(土)
ヒアリ対策万全に
山添議員と都議団申し入れ
環境、国交省に
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強い毒を持つ「ヒアリ」が東京港の大井ふ頭(東京都品川区)など全国6カ所で確認された問題で、日本共産党の山添拓参院議員は13日、都議団とともに、環境、国土交通両省から調査状況や対策について説明を聞き、万全の対応を求めました。都議団から清水ひで子、あぜ上三和子、とくとめ道信の各都議が出席し、吉良よし子、武田良介両参院議員の秘書が同席しました。
ヒアリは南米原産のアリの一種で、日本の生態系や人体に被害を及ぼすことから「特定外来生物」に指定されています。刺されると激しい痛みが生じ、重度では呼吸困難や意識障害などを起こし、生命の危険も伴うとされています。これまで国内への侵入は確認されていませんでしたが、6月以降、神戸港や名古屋港、東京港など全国6カ所で確認されています。
山添氏や都議らは、国内での確認の経緯やその後の調査状況、ヒアリの危険性や生態、対策について詳しく聴取。両省の担当者は、環境省の呼びかけで関係省庁連絡会議を開催し、関係自治体などの協力を得ながら確認地点周辺の調査や防除などを行っていると説明しました。
山添氏らは、コンテナヤードの中などを含め徹底した調査と対策が必要で、対応に万全を期すよう求めました。