2017年7月29日(土)
日欧EPA 農業者の思いに応えよ
共産党議員ら農水省に要請
日本共産党の畠山和也衆院議員、紙智子参院議員、真下紀子北海道議と道内の党衆院小選挙区候補は28日、農林水産省を訪れ、北海道農業に大打撃となる日欧経済連携協定(EPA)の「大枠合意」を撤回するよう求める党道委員会・道議団の要望書を齋藤健農水副大臣に手渡しました。
要望書は、日欧EPAについて「TPP(環太平洋連携協定)水準を超えるソフトチーズの関税撤廃等により、北海道に大きな打撃となる」と指摘。安倍政権が影響評価もせず、農業関係者の不安を無視して行った「大枠合意」の撤回とともに、「影響額について調査・公表すること」を求めました。
真下氏は「地域ではワインとチーズでまちおこしということで、いまやっと芽が出てきたところだ」と述べ、農業者の思いを受け止めるべきだと強調。副大臣は、影響試算に関し「何らかのものをみなさんにお示ししないと議論にならない」と述べました。