2017年8月17日(木)
米朝関係 「対話に至る道」に関心
米国務長官 改めて外交解決の姿勢
【ワシントン=池田晋】ティラーソン米国務長官は15日、北朝鮮が米領グアム周辺に向けたミサイル発射計画について「米国の様子を見守る」と述べたことを受け、「われわれは対話に至る道を見いだすことに関心を持ち続けている」と記者団に述べ、改めて外交解決を目指す姿勢を示しました。
また、「対話は彼(金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長)次第だ」とも述べ、北朝鮮側が交渉に入る姿勢を示す必要があるとの考えを示しました。
国務省のナウアート報道官も同日の記者会見で「われわれは外交が(北朝鮮核問題の)解決策だと信じている」と強調する一方、北朝鮮がグアムへのミサイル発射を保留しただけでは対話開始の条件としては不十分で、「朝鮮半島非核化の意図」を示す必要があるとの認識を示しました。