2017年8月19日(土)
長崎・石木ダムいらぬ
工事強行の動きに住民ら抗議
真島氏が駆け付け激励
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日本共産党の真島省三衆院議員は18日、長崎県と佐世保市が川棚町に建設を狙う石木ダムの関連工事が強行されようとしている同町川原(こうばる)地区へ駆け付け、反対地権者や支援者とともに抗議の声をあげました。
この日は、石木ダム建設事務所の有吉正敏所長ら県職員と業者が現れ、中断していた付け替え道路工事を再開しようとしました。
24時間態勢で監視している地権者らは「無駄なダム工事はやめて」「生活権を強制的に奪うな」と抗議し、静かな里山は騒然。有吉所長らはいったん引き揚げました。
石木ダムは治水・利水の両面で公共性や必要性がない事業として反対運動が広がっています。反対する地権者らは知事との話し合いを求め、県と協議を続けていましたが17日の協議の席で岩見洋一県土木部長は「18日から工事を再開させる」と主張し、協議が決裂していました。
佐世保市から来た女性(62)は「佐世保市民は水に困っていないし、ここを犠牲にしてまで水はいらない。佐世保市民に、もっと関心を持ってもらえるように行動したい」とのべました。
真島氏は「住民の命と暮らしを守るのが行政の仕事。それを力ずくで奪うなど許されない。昨年国会でも取り上げたが、今後も他党の議員とも連携し、石木ダム建設阻止に向けて全力を尽くしたい」と語りました。