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2017年8月22日(火)

米国でも基地土壌汚染

サンフランシスコ 沖縄訪米団が跡地視察

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(写真)20日、米サンフランシスコ・トレジャーアイランドで研究者の話を聞くオール沖縄訪米団(池田晋撮影)

 【サンフランシスコ=池田晋】オール沖縄第2次訪米団(団長=伊波洋一参院議員)は20日、カリフォルニア州のサンフランシスコ湾に浮かぶ人工島トレジャーアイランドを訪れ、海軍基地の跡地を視察しました。地元の歴史・地理に詳しい研究者3人から跡地利用の進行状況や、土壌汚染の実態について聞き取りました。

 トレジャーアイランドは、島全体が1941年以降に海軍基地として開発され、97年に閉鎖。現在はサンフランシスコ市による再開発計画の途上にあります。

 サンフランシスコ大学のタヌ・サンカリア准教授は、97年の時点から島の標高の低さや地震による液状化の問題とともに、土壌汚染が指摘され、跡地利用が困難視されていたと説明。基地は、放射能汚染の除染を訓練するための施設として利用されていただけでなく、ビキニ環礁など太平洋上での核実験の近くを通った船が立ち寄っていたといいます。

 質疑では、沖縄と異なり、米国では基地跡地の原状回復が軍の責任で行われていることなどが議論になりました。

 訪米団は、基地当時の建造物がいまだ多く残されている約1・6平方キロに及ぶ埋め立て地をバスで視察しました。


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