2017年9月7日(木)
北核実験に被爆地怒り
広島6・9行動 ヒバクシャ国際署名訴え
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広島県原水協と県被団協(佐久間邦彦理事長)は6日、広島市内の繁華街で「6・9行動」に取り組み、北朝鮮の核実験に抗議し、「ヒバクシャ国際署名」への協力を呼びかけました。被爆者ら25人が参加し、118人の署名が寄せられました。
佐久間氏は北朝鮮の核実験に対し、「非人道的な核兵器をなくそうという国際社会の流れに真っ向から逆らうものであり、被爆者の一人として絶対に許せない」と批判し、対話による解決に向けた日本政府などの努力を要求。「一人ひとりの署名が核兵器のない世界への力になります」と署名への協力を訴えました。
県原水協の神部泰事務局次長は、20日から核兵器禁止条約への各国の署名が始まると紹介し、「広島・長崎の被爆者の願いである核兵器廃絶へ向けて、唯一の被爆国である日本政府は率先して調印すべきだ」と訴えました。
4人連れの男子中学生が署名し、「被爆者の人から後遺症などの話を聞いて、何年たっても苦しんでいることを知りました。核兵器は怖い。ない方がいい」と語りました。