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2017年9月14日(木)

さよなら!「働きすぎ」キャンペーン

8時間働けば暮らせる社会に

アンケートに青年の悲鳴と願い

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(写真)定時に帰れたら「炊事・睡眠」がしたいと要求を掲げる青年(キャンペーン提供)

 日本民主青年同盟(民青)と首都圏青年ユニオン、労働問題に取り組む弁護士は、昨年10月に「さよなら!『働きすぎ』キャンペーン」を呼びかけ、秋の臨時国会に向けて全国で仕事・生活実態アンケートに取り組んでいます。

 アンケートでは、▽労働時間はどのように管理されていますか▽労働によって奪われている「生活時間」を教えてください▽仕事が8時間で帰れるなら何をしますか―などを調査しています。

 東京都豊島区のJR大塚駅前で民青がこのほど行った宣伝では、介護現場で働く3人の青年がアンケートにこたえ、「出勤簿のみで、労働時間は管理されていない」と回答。1日の労働時間は「10時間以上で、残業代は月に8時間分と決まっているので、それ以上申請したことはない」「給料もカツカツで、生活が苦しく、将来に展望が持てない」と話しました。

 別の20代の女性は、「仕事が終わらず残業することも多い。でも業務命令で残っているわけではないので、残業代は出ない」と話し、8時間で帰れるなら「いつも夕食を買うか適当に外で食べているので、夕食を自分で作りたい」と語りました。

 待ち合わせ中の男性2人組みの一人は「かつて月80時間以上の残業があり、寝に帰り、起きたら出勤するだけの生活で大変だった」と語り、もう一人の医療職の男性は「長時間労働で、自分が病院に行く時間がない。もし8時間で帰れたら子どもと遊びたい」と語りました。

 臨時国会で、安倍政権は、労働法制の破壊の「働き方改革関連法案」を提出し、成立を狙っています。「いまでも労働問題は深刻です。さらなる労働法制の改悪に反対し、8時間働けば、普通に暮らせる社会をつくる世論を広げよう」と呼びかけています。

 「さよなら!『働きすぎ』キャンペーン」は、青年の長時間労働の実態を告発し、労働時間が短くなれば「生活時間」を豊かにできることを呼びかけながら、長時間労働をなくす共同を広げ、「長時間労働規制法案」の実現を迫ることを目的にしています。青年の雇用も憲法もないがしろにする安倍政権を包囲する世論を広げようと取り組まれています。

 SNSで「#さよなら働きすぎ」のハッシュタグで発信。ツイッターやFacebookでも発信しています。アンケートはインターネット上でもできます。https://t.co/IhkkRMKhP5(大文字と小文字に注意)

「給料安い」「固定残業代やめて」

 ◇女性が正社員で働いても給料が安いため、家賃や光熱費、食費を払うとギリギリで貯金ができない

 ◇固定残業代は禁止してほしい

 ◇正社員の方が休みも給料も多いのに、パートが同じような仕事をさせられる。基本給が少ないので残業して稼ごうとする人がいるので悪循環

 ◇法律で期限を定められ、業務量も調整できないので、発生した仕事はどんな問題があろうとやり遂げなければならない。無理でも業務拒否すると上司の一存で懲戒処分が下るので逃げ道もない


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