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2017年10月3日(火)

軍事研究「声明変えず」

学術会議 新会長に山極氏選出

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 科学者を代表する機関の日本学術会議は2日、総会を開き、新たな会長に京都大学の山極寿一学長(65)を選出しました。任期は3年。山極氏はゴリラの研究で知られ、軍事研究を否定する過去の声明を継承した3月の新声明の検討委員会メンバーを務めていました。

 山極氏は報道陣に対し、「声明はころころ変えるものではない」と述べ、軍事と学術の在り方を検討する常設の委員会を立ち上げ、議論を続ける方針も明らかにしました。

 また「一番重要なのは、自律して学問を展開すること」と説明。大学や学会などと連携し、学問の自由の確保に注力するといいます。

 学術会議が3月に決定した新声明は、1950年と67年に出した軍事研究を行わない声明を「継承する」と明記。防衛省が武器開発を目指して研究者に資金を提供する「安全保障技術研究推進制度」について、「政府による研究への介入が著しく、問題が多い」と指摘しました。


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