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2017年10月17日(火)

“大統領 戦争求めず”

対北対応で米国務長官

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 【ワシントン=池田晋】ティラーソン米国務長官は15日、米CNNテレビのインタビューで、核・弾道ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応をめぐり「(トランプ)大統領は私に対し、外交的に解決したいと明確にしている。彼は戦争しようと求めているわけではない」と述べ、改めて外交的解決を優先させる姿勢を示しました。

 ティラーソン氏の発言は、北朝鮮との交渉を「時間の無駄」(1日)と述べていたトランプ氏の発言について釈明するもの。北朝鮮対応をめぐり、両氏の発言はこれまでも食い違いが指摘されてきましたが、ティラーソン氏がトランプ氏を「能無し」と呼んだことが報じられてから、両氏の不仲説が取り沙汰されています。

 ティラーソン氏は、「大統領は私に対し、外交努力の継続を明確にしており、そのような外交努力は最初の爆弾が落ちるまで続く」とも強調。「時間の無駄」と切り捨てる大統領が外交方針を台無しにしているとの見方を否定しました。

 米国がイラン核合意に背を向ける中で北朝鮮が米国を信頼するかとの質問には、「われわれは(非核化をめぐる)合意において非常に厳しい要求をつきつけるつもりだ。それが達成されれば放棄することはない」と述べ、イランとの合意が不完全だったと指摘。

 ティラーソン氏は、大統領を「能無し」と呼んだか明確にするよう繰り返し質問されましたが、「その種のささいな事に取り合うつもりはない」などと否定も肯定もしない姿勢を貫きました。


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