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2017年11月5日(日)

核禁止条約早期発効へ ノーベル賞受賞を力に

反核医師の集いで訴え

ICAN・川崎氏 被団協・藤森氏ら参加

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 国連会議が採択した核兵器禁止条約や「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のノーベル平和賞受賞決定を力に、被爆の実相を伝え核兵器の廃絶を目指そうと、第28回反核医師のつどいが4日、東京都内で開幕しました。5日までの日程。結成30周年を迎えた「核戦争に反対する医師の会」の主催で、全国から医師や医療関係者など約180人が参加しました。


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(写真)核兵器廃絶に向けた取り組みを語る(左から)林田、藤森、川崎の各氏=4日、東京都文京区

 シンポジウムには、12月のノーベル平和賞授賞式に出席する日本原水爆被害者団体協議会事務局次長の藤森俊希氏や、ピースボート共同代表でICAN国際運営委員の川崎哲氏、ヒバクシャ国際署名キャンペーンリーダーの林田光弘氏が登壇しました。

 藤森氏は「核兵器禁止条約ができたその年に、ICANにノーベル平和賞が授賞されるということは、核兵器を持っている国や、日本への痛烈な批判だ」と意義を強調。「核兵器のない世界をつくるために努力したい」と力を込めました。

 川崎氏は、核兵器禁止条約を早期に発効させるには、被爆者の役割が重要だと訴えました。また12月の授賞式は「大々的な核兵器廃絶に関する世界的なイベント」だとして、「その時に一体何を自分たちの周りで語りかけるか。いろんな創意工夫を」と呼びかけました。

志位委員長らメッセージ

 核戦争防止国際医師会議(IPPNW)共同会長のティルマン・ラフ氏のビデオメッセージが紹介されました。日本医師会長の横倉義武氏、松井一実広島市長、田上富久長崎市長、日本共産党の志位和夫委員長、小池晃書記局長、田村智子副委員長、倉林明子参院議員、立憲民主党の福山哲郎幹事長らがメッセージを寄せました。

 志位委員長は、「反核医師の会の皆さまとともに、私たちも核兵器廃絶、原発ゼロ実現のため、力をあわせて頑張ります」と表明しました。


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