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2017年11月10日(金)

米中、対話解決で一致

首脳会談 北朝鮮非核化へ協力

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 【北京=釘丸晶】中国の習近平国家主席とトランプ米大統領は9日、北京の人民大会堂で会談し、焦点となっている朝鮮半島核問題で「対話と交渉を通じて問題を最終的に解決する」ことで一致しました。

 中国外務省によると、双方はアジア太平洋地域での平和と安定、繁栄を進めるために尽力すると重ねて表明。核不拡散体制の維持と朝鮮半島非核化の目標実現のために「対話と交渉を通じて問題を最終的に解決する共通の目標を持ち、半島の平和と安定を守るため尽力する」と強調しました。トランプ氏は、中国には朝鮮半島の核問題での重要な役割があるとし、非核化目標実現を進めるために中国と協力したいと述べました。

 会談後の記者会見で習氏は、北朝鮮の制裁に関する安保理決議の厳格な履行を表明した上で、「朝鮮半島と北東アジアの長期にわたる安定の道を関係各国と探求する」と訴え、米国と今後も「意見交換と協力を維持する」と述べました。

 トランプ氏は「過去の失敗を繰り返すことはしない」と表明。「北朝鮮に関わるすべての決議を全面的に履行し、北朝鮮へ経済的圧力を強め、核・ミサイル開発の危険な道を捨てさせる」として、関係国に「軍備や資金の提供、貿易の停止」を呼びかけました。


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