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2017年11月16日(木)

希少サンゴ新たに10群体

辺野古新基地海域 防衛局が報告

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 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設工事海域で環境省のレッドリストに記載されている希少サンゴ10群体が新たに確認され、沖縄防衛局は13日までに県に報告しました。

 防衛局は8日に大浦湾側で絶滅危惧種のオキナワハマサンゴ8群体と準絶滅危惧種のヒメサンゴ1群体、10日に辺野古側でヒメサンゴ1群体を発見。いずれも米海兵隊キャンプ・シュワブ沿岸部の埋め立て工事区域内で見つかりましたが、防衛局は「発見場所や写真は公表できない」としています。

 サンゴの移植に必要な県への許可申請については「環境監視等委員会での議論を踏まえて検討する」との見通しを示しています。

 埋め立て予定地では7月にも絶滅の恐れのある希少サンゴ14群体が見つかっていますが、そのうち13群体が死滅していました。本紙の取材に対し、防衛局は「護岸工事の影響によるものかは委託業者により調査中」と答えました。

 抗議船の船長(40)は「大浦湾には262種の絶滅危惧種など多様な生物がすんでいます。生態系を壊して人の暮らしを脅かす米軍基地を造ることは許されない」と抗議行動への参加を呼びかけています。


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